2005年12月09日 (金) | 編集 |
すっかりハマってしまっている、毎週木曜日恒例「大奥〜華の乱〜」の第8回を見ました。今回はいよいよ…北村一輝さん演じる柳沢吉保が、我が子吉里を「上様のお子」と偽り、お世継ぎ候補としてねじ込むことに成功します。そればかりか…吉保はその後、桂昌院(江波杏子さん)の従一位叙任にも貢献し、上様の信任はますます厚くなり…その権勢は今や飛ぶ鳥を落とすほどに…。…しかし、一転…桂昌院の従一位叙任を祝う宴の席で、吉里が吉保と同じ左利きであることに気付いた桂昌院らは、にわかに吉里の出生に強い疑念(というより「確信」)を抱くのでした…というのが、今回の大まかなストーリーでしたネ(←はしおり過ぎだってば)。
それにしても…このドラマでの吉保の描かれようと言ったら、もう酷いものです(苦笑)。大奥で渦巻くすべての陰謀の張本人。底なしに腹黒くて、しかも冷酷…。まさしく鬼です。悪魔です…(^-^;)
で、ふと考えてしまったのが…ずいぶん前の大河ドラマ「元禄繚乱」で描かれた吉保と、今回の北村・吉保との大きなギャップ…。「大奥」も「元禄繚乱」も…どちらも、吉保と染子の子(吉里)が綱吉のご落胤だった…という俗説を採用している点ではまったく一緒なのです。ところが…吉保の描かれ方を、綱吉に対する吉保のスタンスやら、吉保の腹黒さの度合いやらに注目して見てみると、そこに雲泥の差があることに驚かされます。
「元禄繚乱」での吉保(村上弘明さん)は…ただただ上様(ショーケン)を恐れ、その顔色を常に窺いながら、立身出世を成し遂げていきます。そりゃ、そうでしょ…あの上様、ほとんどキ○ガイか…っていうぐらいブッ飛んでましたから…(^-^;) 気紛れで、えこひいきが激しく、おまけに些細な粗相であっても、ひとたび機嫌を損ねようものなら即切腹…。吉保に限らず、みんなビクビク、ピリピリしながらお仕えしている様子が、ひしひしと伝わってきてました。
吉里の一件にしても…決して最初から仕組まれたものではなく、上様から「お預かりした」染子(鈴木保奈美さん)があろうことか昔の男(吉田栄作さん)との不義密通の末、身籠もってしまった…。さて、どう始末するか…と思案しているうちに、チョッピリ(!?)欲が出てしまって、上様のご落胤という妙案を思い着いた…って感じ。いわば…あくまで「偶然の産物」だったものが、ちょっといい気になってしまった吉保の中で、やがて大それた野心にすり替わっていったようなものでした。村上・吉保も、最終的にはあの恐ろしい上様をたばかってまで野望を遂げようとするわけですから、確かに腹黒いと言えばその通りなのですが…染子も大奥入りという野心を抱いていた「共犯」だった分、この吉保の腹黒さはまだかわい気があるようにも感じられました。それに、何よりも…村上・吉保からは、上様への畏怖の念だけでなく、心底上様に尽くそうという忠誠心があることも垣間見られましたしネ(ドラマの終盤…「そちも余の心が読めぬようになったのぉ」と上様に耳打ちされて、吉保が愕然としてくずおれるシーンは印象的でした)。
それに対して、北村・吉保の悪辣ぶりと言ったら…(^-^;) 吉里のことも、上様と染子(貫地谷しほりさん)のめあわせ方からして、すべてが初めから緻密に計算された陰謀でした。そのために、抜け目なく御台所様(藤原紀香さん)を味方に取り込み、度重なる陰謀でお世継ぎ争いのライバル達を巧妙に排除していく卑劣さ…。そして、我が子を次期将軍に…という己の野望を達成するためなら、自分への染子の情愛を平然と踏みにじってしまえる非情さ…。おまけに、北村・吉保には、村上・吉保にはあった、上様を恐れリスペクトする気持ちは最早微塵もないかのようです。いえ、むしろ…「スイカの種」のシーンや、上様に「お前達よりこの犬のほうがいい」と言われたシーンで見せた、吉保のムッとした表情から察するに…上様を小バカにして、あざ笑っているようにすら感じられます…。まぁ、これほどに徹底した悪魔っぷりだからこそ、その役所が北村さんの見た目にも妙にマッチしてて、私としては毎週楽しみに見ることができるわけですけど…ネ (^o^;
「元禄繚乱」では…あと一歩というところで、あろうことか吉里本人が「私は上様の子ではありません!」と白状してしまって、吉保の野望は潰えることになります。激怒する上様(というより、地のショーケン!?)を前に、吉保と染子は顔面蒼白…ただオロオロとするばかりでしたネ。後日、平身低頭でお詫びする吉保に、怒り狂って刀を抜きながらも、結局振り下ろすことができなかった上様…。最後は…ひれ伏す吉保を泣きながら扇子で何度も叩いて、往復ビンタしたり、ほっぺたつねったり、顔に噛みついたり…と、もうメチャクチャな上様だったわけですが(笑)…それでも吉保を処分できなかったのは、やはり二人の間に信頼の情がしっかりと存在していたからなのでしょう。その点、上様を軽んじている今回の北村・吉保だけに、コトがすべて明るみになった際に一体どんな顛末が待っているのか…今から「見物」ではありますネ (^-^)
それにしても…このドラマでの吉保の描かれようと言ったら、もう酷いものです(苦笑)。大奥で渦巻くすべての陰謀の張本人。底なしに腹黒くて、しかも冷酷…。まさしく鬼です。悪魔です…(^-^;)
で、ふと考えてしまったのが…ずいぶん前の大河ドラマ「元禄繚乱」で描かれた吉保と、今回の北村・吉保との大きなギャップ…。「大奥」も「元禄繚乱」も…どちらも、吉保と染子の子(吉里)が綱吉のご落胤だった…という俗説を採用している点ではまったく一緒なのです。ところが…吉保の描かれ方を、綱吉に対する吉保のスタンスやら、吉保の腹黒さの度合いやらに注目して見てみると、そこに雲泥の差があることに驚かされます。
「元禄繚乱」での吉保(村上弘明さん)は…ただただ上様(ショーケン)を恐れ、その顔色を常に窺いながら、立身出世を成し遂げていきます。そりゃ、そうでしょ…あの上様、ほとんどキ○ガイか…っていうぐらいブッ飛んでましたから…(^-^;) 気紛れで、えこひいきが激しく、おまけに些細な粗相であっても、ひとたび機嫌を損ねようものなら即切腹…。吉保に限らず、みんなビクビク、ピリピリしながらお仕えしている様子が、ひしひしと伝わってきてました。
吉里の一件にしても…決して最初から仕組まれたものではなく、上様から「お預かりした」染子(鈴木保奈美さん)があろうことか昔の男(吉田栄作さん)との不義密通の末、身籠もってしまった…。さて、どう始末するか…と思案しているうちに、チョッピリ(!?)欲が出てしまって、上様のご落胤という妙案を思い着いた…って感じ。いわば…あくまで「偶然の産物」だったものが、ちょっといい気になってしまった吉保の中で、やがて大それた野心にすり替わっていったようなものでした。村上・吉保も、最終的にはあの恐ろしい上様をたばかってまで野望を遂げようとするわけですから、確かに腹黒いと言えばその通りなのですが…染子も大奥入りという野心を抱いていた「共犯」だった分、この吉保の腹黒さはまだかわい気があるようにも感じられました。それに、何よりも…村上・吉保からは、上様への畏怖の念だけでなく、心底上様に尽くそうという忠誠心があることも垣間見られましたしネ(ドラマの終盤…「そちも余の心が読めぬようになったのぉ」と上様に耳打ちされて、吉保が愕然としてくずおれるシーンは印象的でした)。
それに対して、北村・吉保の悪辣ぶりと言ったら…(^-^;) 吉里のことも、上様と染子(貫地谷しほりさん)のめあわせ方からして、すべてが初めから緻密に計算された陰謀でした。そのために、抜け目なく御台所様(藤原紀香さん)を味方に取り込み、度重なる陰謀でお世継ぎ争いのライバル達を巧妙に排除していく卑劣さ…。そして、我が子を次期将軍に…という己の野望を達成するためなら、自分への染子の情愛を平然と踏みにじってしまえる非情さ…。おまけに、北村・吉保には、村上・吉保にはあった、上様を恐れリスペクトする気持ちは最早微塵もないかのようです。いえ、むしろ…「スイカの種」のシーンや、上様に「お前達よりこの犬のほうがいい」と言われたシーンで見せた、吉保のムッとした表情から察するに…上様を小バカにして、あざ笑っているようにすら感じられます…。まぁ、これほどに徹底した悪魔っぷりだからこそ、その役所が北村さんの見た目にも妙にマッチしてて、私としては毎週楽しみに見ることができるわけですけど…ネ (^o^;
「元禄繚乱」では…あと一歩というところで、あろうことか吉里本人が「私は上様の子ではありません!」と白状してしまって、吉保の野望は潰えることになります。激怒する上様(というより、地のショーケン!?)を前に、吉保と染子は顔面蒼白…ただオロオロとするばかりでしたネ。後日、平身低頭でお詫びする吉保に、怒り狂って刀を抜きながらも、結局振り下ろすことができなかった上様…。最後は…ひれ伏す吉保を泣きながら扇子で何度も叩いて、往復ビンタしたり、ほっぺたつねったり、顔に噛みついたり…と、もうメチャクチャな上様だったわけですが(笑)…それでも吉保を処分できなかったのは、やはり二人の間に信頼の情がしっかりと存在していたからなのでしょう。その点、上様を軽んじている今回の北村・吉保だけに、コトがすべて明るみになった際に一体どんな顛末が待っているのか…今から「見物」ではありますネ (^-^)
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